大谷翔平の自宅に殺到する日本のメディア
大谷翔平のロサンゼルスの自宅に、日本のメディアが殺到しているそうです。日本テレビやフジテレビなどが大谷翔平の新居を撮影して放映するにとどまらず、近所の人にインタビューをしたことなどで大谷翔平の怒りを買い。なかには、「取材禁止」になったメディアもあるといいます。
今回は、このような破廉恥な取材攻勢が起きた原因と、大谷翔平の新居について気になる情報を公開情報を元にお届けします。
大谷翔平の自宅の住所や価格はなぜバレたのか?
大谷翔平の自宅購入の情報は、そもそもはロサンゼルス・タイムズというロサンゼルスを代表する新聞が報じました。
大谷翔平が購入した家は、有名なコメディアン、ラジオパーソナリティのアダム・カローラ(Adam Carolla)が20218年に7.33ミリオンドルで購入した邸宅であり、もともと有名な家でした。「お宅訪問!」のような形でメディアで取り上げたこともなり、内部の様子や住所なども知られていたようです。そのため、大谷翔平の自宅の所在地自体は、ロサンゼルスタイムズが報じた段階で、日本のメディアの報道を待つまでもなく知られていたと言えます。
アダム・カローラは、妻と離婚した後、この家を売ることを決意、2023年に8.99ミリオンドルで売りに出し、その後8.35ミリオンドルに値下げしました。大谷翔平はこの家を2024年5月15日に7.85ミリオンドルで購入しており、当初の値段よりかなり値下げされた状態で購入できています。お得!と言ってもお高いですが。
一部では「アメリカではセレブの自宅を特定できる情報は報道しない」というような内容も報じられていましたが、実はアメリカのセレブの自宅の住所は日本以上に知られています。その理由として、ひとつは、まず不動産情報は公開されています。いつ売りに出され、どんな内装で、いつ、いくらで売れたのか、また代理人は誰だったのか、というようなことが公開されています。不動産の所有者情報も公開されるので、一般人の場合はフルネームが分かると、その人がホームオーナーの場合、住所やその家の価格までわかってしまうことが珍しくありません!会社名義で不動産を購入すると、個人名と不動産との結びつきはなくなりますが、それでも、会社の登記情報などを通じてわかる場合も多いです。また、目撃情報や出入りの業者から情報がリークされることもあるようです。大谷翔平は「デコピンLCC」という会社名義で自宅を購入しています。
結果として、大谷翔平に限らず、有名人の家の住所は広く知られてしまっています。特にロサンゼルスのようにセレブが多く住む街では、スターの家を地図にした観光客向けの「スターマップ」が売っていたり、セレブの家をめぐる豪邸観光ツアーなども存在します。しかし、このようなセレブの家ツアーもあくまで公道を使って家の前を通るだけであり、中まで入れるわけではありません。当然近隣住民の迷惑になる行為は許されません。
日本メディアの報道が大谷翔平の激怒を呼んだのは、単に自宅住所を公開した、というよりも、実際に現地に押しかけて敷地内を盗撮したり、まったく無関係の人たちに突撃インタビューをしたり、といった取材姿勢にあると思われます。
フジテレビは、水谷一平のスキャンダルが発覚した時にも、両親宅に突撃して批判を浴びていました。今回の「大谷翔平自宅突撃」取材でも同様にモラルが問われています。
大谷翔平の自宅はどこにある?
大谷翔平の家はLa Canada Flintridge(ラ・カニャーダ・フリントリッジ)という場所にあります。大谷翔平の「職場」であるドジャースタジアムから20分程度。LAまで通勤圏内であるにも関わらず、都会の喧騒はないのんびりとした郊外の高級住宅地です。学校のレベルも高いので家族連れに人気で「カリフォルニアで最も住みたい街」のひとつだといわれています。ラ・カニャーダ・フリントリッジにはセレブリティも多く住んでいますが、それでも派手さはなく、比較的控えめな雰囲気です。緑が多く、アウトドアが好きな人も楽しめます。NASAのJet Propulsion Laboratory という施設も近くにあり、無料のツアーも行っています。
大谷翔平の家の間取りは?内装は?
アメリカの不動産マーケットでは、間取りはあまり問題となりません。その代わり、寝室とトイレの数、そして敷地の広さと多くの写真を元に物件の雰囲気をつかみます。
不動産プラットフォームであるRedfinでの記載内容を元に、大谷翔平の家の様子を紹介します。
この家は2013年に建てられ、地区11年。敷地は約1エーカーで、建物の広さは7,327スクエアフィート(約681平米)です。スタイルはミッドセンチュリーとコンテンポラリーデザインで、モダンなイメージ。また大きな窓で外光がふんだんに取り入れられています。
寝室は5つあり、トイレ・バスは6.5個、リビングルームは、フォーマルなものと、インフォーマルなもの二つがあり、ウォークインクローゼット、シアターやサウナも完備しています。
キッチンも広々としたアイランド形式で、家電はMiele(ミーレ)とThermadorでそろえられています。屋外にもキッチンがあります。
またホームジム、バスケットボールコート、そしてプールもついています。さすがスポーツ選手の夫婦!と言いたいところですが、アメリカのお金持ちの家には、結構ホームジムやバスケットボールコートがあります。テニスコートがあるおうちもあります。すごすぎる。
めちゃくちゃ素敵すぎますね……
ということで、あくまで公開情報を元に、大谷翔平選手の新居の様子をご紹介しました。
日本のマスコミよ、恥を知れ!大谷翔平選手の自宅へ押しかけたり、周りの住民にインタビューするのは即刻やめなさい!
追記:大谷翔平、売却の意向か?
加熱した報道によるプライバシー侵害についてフジテレビは謝罪し、7月12日、大谷翔平がこの自宅を一度も引っ越しすることなく売却する意向だという報道されました。8月3日現在、この物件は未だ市場には出ておらず、今も大谷翔平の所有するデコピンLLC名義となっているようです。