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ロスのエリア選び

ロス観光コースを選ぶのにもホテルやAirbnbを選ぶにもかかせないのが、エリアの知識だ。ロス観光を計画する時に、一番困るのは「土地勘」がないことではないか?

何しろ、ロスは「関東平野」ほどもある広さがあり交通交通手段がさほどない。その広さと不便さに加えて、激しい格差が存在するため、道を一本越えるだけで、治安も住民の雰囲気も全く違う。「どんなロス観光をしたいのか」というビジョンを持たないまま「安さ」だけで選んでしまうと「予想と違ってガッカリ」ということにもなりかねない。

ロスで危ない目に合わないために必要なエリアの知識

ロス観光に来た日本人観光客が事件に巻き込まれるケースが残念ながらある。どんなに自衛しても、事件に巻き込まれてしまうことはある。ただ、正直、ロスの安全については「安全をお金で買う」部分がある。そのお金も単にホテルの高級度グレードなどが問題なのではなく、「立地」によって値段が変わるというのがポイント。

ということで、「ロス観光においては、土地勘は超大切!」車がある場合は、行動したり選べる地域が増えると思うが、車なしでロス観光をする場合、いくらUberやLyftなどのライドシェアを使うとしても、エリア選びは更に重要になる必要がある。

ろすかんでは、ロス観光初めて!という方にもわかりやすいように、このページで詳しくエリアをご紹介していく。結論から言うとロス観光が初めての場合や車がない場合「ウェストサイド」「セントラルLA」に滞在し、観光スポットも初回であれば、その2つのエリア内だけで十分だと思う。もちろん、様々な事情でウェストサイド・セントラルLA以外のエリアに滞在することもあると思う。その場合でもロスは様々な魅力を見せてくれるはず。

以下は、ロサンゼルスの地方新聞Los Angeles Timesの提唱する地域分けに基づいている。

ウェストサイド

ウェストサイドにはサンタモニカ、ソーテル、ブレントウッド、ベル・エアー、ビバリーヒルズ、マービスタ、センチュリーシティ、マリナ・デル・レイ、プラヤ・デル・レイ、カルバーシティなどが含まれる。アボットキニーなどもここに含まれる。全体的に治安はよく(ベニスやパームスの一部地域を除く)オシャレなショップやレストラン、高級住宅地も多いエリアです。UCLAやサンタモニカカレッジがあり、留学生も多いエリア。住民は約64%が白人で、ラテン系15.7%、アジア人が11%と続く。

観光客にはおすすめのエリアで、絶対訪れるべき。特にサンタモニカ、ベニスビーチ、アボットキニー、ビバリーヒルズなどがロス観光初心者にはおすすめ。

セントラルLA

ウェスト・ハリウッド、ハリウッド、ダウンタウン、コリアタウン、エコーパーク、シルバーレイク、ロス・フェリッツなど非常に多様な襟が含まれており、ロス観光の見どころにあふれているのがセントラルLAだ。一つのエリアにまとめるのは無理なほど個性的なエリアが集まっている。なので「セントラルLA」と普通まとめることは少ない。

おそらくロス観光が初めての方は、この盛りだくさんの「セントラルLA」と海沿いの「ウェストサイド」を見るだけでお腹いっぱい(というかすでにすべてのエリアを回るのは無理)だろう。というか、それでいい。

特におすすめなのは、観光のメッカであるハリウッドダウンタウン、オシャレでファンキーなロス・フェリッツ、洗練されたショッピングと夜遊びが楽しめるウェストハリウッドなどだ。

サンタモニカマウンテン

マリブ・カラバサス

サンタモニカマウンテンには、海沿いのマリブや山に登っていったカラバサスなどセレブが住む高級住宅地ががある。「山」も「海」もあるので、ハイキングやビーチ沿いなど自然を楽しむことができる。「観光地」というより、ローカルが多いエリアかもしれません。セレブの住む家も多くあるので、高級住宅地の雰囲気を味わえる。※ただガチで住宅地なので、地元住民に迷惑をかけないように。

アゴラヒルズ

少し内陸に入ったアゴラヒルズ(Agoura Hills)はサンタモニカマウンテンの中ではもっとも庶民的なエリアといえるが、多くのミュージシャンの出身地であり、ライブハウスも多い。例えば、Doja Cat,リンキン・パーク、フーバスタンク、Foxygen, American Eyesなどがアゴラヒルズにゆかりがあるアーティストだ。正直、アゴラヒルズには、観光のためのスポットはないのだが、音楽ファンの方は訪れてみてもいいかもしれない。

サウスベイ

サウスベイには、ロサンゼルス国際空港(LAX)があるエルセグンドマンハッタンビーチレドンドビーチハモサビーチなどのビーチシティーズ、日本人やアジア人が多いトーランスやガーデナ、高級住宅地のパロス・バーデスなどが含まれる。正直、ロスの中では「出張で使う機会は多いかもしれないが、観光地はない」という地味なエリアだが、車があるなら便利は便利かもしれない。

空港の周りにはビジネス向けのホテルも多く、出張でロスに来る場合はサウスベイに宿泊する人も多いかもしれません。映画『ラ・ラ・ランド』に登場したハモサビーチ・ピアやジャズバー以外には、観光客向けのスポットは少なく、観光地からも遠い。エルセグンドには映画『バービー』に登場したマテル本社ビルがあるが、観光地ではない。レンタカーをしない場合にはサウスベイに宿泊するのはおすすめしません。

その代わり、ゴルフコースや美しいハイキングコースなど、サウスベイには、ローカルに愛されている穴場スポットがある地域です。安めのエアビーや友人宅などに泊まり、レンタカーをして「暮らすように旅する」をしてみたいロス旅行リピーターさんなら、サウスベイを拠点にするのも悪くないかもしれません。

ハーバー

サンペドロ、ハーバーシティー、カーソン、ウィルミントン、ロングビーチ、レイクウッドなどが含まれる。

ロングビーチ

ロングビーチは海沿いにコンベンションセンターやホテル、ウォーターフロントの商業施設があり、ロス中心地とはまた違った雰囲気の港町(東京で例えるなら横浜?)。クィーンメアリー号などのスポットがあったり、ロングビーチグランプリが開催されたり、ということもあるので、もしお目当ての理由があるならチェックする価値はある。

キャメロン・ディアス、スヌープ・ドッグ、ビリー・ジーン・キング、ニコラス・ケイジなどがロング・ビーチ出身のセレブとして有名。またロングビーチにはリトルカンボジアというエリアもあり、本格的なカンボジア料理が食べられる。

レイクウッド

レイクウッドは比較的落ち着いた住宅地だが、観光地としては特に見どころは思いつかない。

ハーバーのそれ以外の地域は工業地帯で工場やオフィスが立ち並んでいるので、観光客がわざわざ足を伸ばしてまで観光に行く必要はない。

サウスLA

ダウンタウンの南、10フリーウェイの南に広がる地域がサウスLA。「黒人のビバリーヒルズ」とも称されるView Park-Windsor Hillsなど、一部に裕福なエリアもあるが、多くは貧困地帯として知られ治安もよくない。ロス観光の初心者が滞在するホテルやエアビーの立地としては避けるべきだろう。

映画『ラ・ラ・ランド』にも登場したワッツタワーだけは、ピンポイントで観光地といえる。しかし、ここも別にお土産屋で賑わっているわけでもなく、ワッツタワー併設の小規模な美術館があるだけ。ワッツタワーの周囲は普通に住宅地で、治安が悪いバイブスが立ち込めているので、明るいうちにサクッと行ってこよう。

サウスイースト

コンプトン、パラマウント、ベルフラワー、ノーウォーク、アルテシア、ベルガーデンズなどが含まれるエリア。このエリアは基本的にラテン系住民が多く住んでいる。基本的によっぽどの理由がない限り観光客が行く必要はないのかなというイメージ。

コンプトン

コンプトンは、N.W.A.のStraight Outta Comptonや、ケンドリック・ラマーの出身地でもあるということで一部に観光ニーズがある。しかし、現在のコンプトンは、治安がよくなってきており、住宅価格や家賃なども上がってきているため、かつてなギャングスタな雰囲気は薄れている。

サンフェルナンド・バレー

ロス地元民は、単に「バレー」と呼ぶ。バーバンク、ユニバーサルシティ、スタジオ・シティ、ノースハリウッド、シャーマンオークス、ノースリッジ、チャッツワースなどが含まれる。ロサンゼルスの山を超えた「向こう側」にあるという形なので、気候も文化もちょこっと違う。エンタメ業界人が多く住んでるエリアというイメージ。観光客が用事があるのはユニバーサル・スタジオくらいだろうか?

サンガブリエル・バレー

同じバレーでもこちらはバレーとは呼ばれず、むしろ「サンガブリエル」とか呼ばれてる。住民構成はラテン系が44.7%、続いてアジア系が25.7%と多いが、特に中国系移民が多く本格的な中華料理が食べられる。漢字だらけの町並みは、ぶっちゃけロサンゼルスというよりは中国にいる気持ちになれる。

ここも観光スポットは多くないが、高級住宅地サンマリノにあるハンティントン・ライブラリーくらいか?

The Verdugos

正直この「ヴァーディゴス」っていう呼び名はあまり聞いたことありません。今回の記事でのエリア区分ははロスの地方新聞LAタイムズが推奨しているものを採用したが、Verdugosは、ダウンタウンの北部に位置するパサデナ、グレンデールなどが含まれるエリアのもよう。

パサデナは落ち着いた町並みが美しくオシャレなレストランもあるので、例えば、上記のサンガブリエルにあるハンティントンライブラリーを訪問した後にディナーに訪れるなど、観光コースに組み込めるならおすすめ。ダウンタウンからも車で15分程度で行けるのでアクセスよし。

グレンデール市はアメリカーナやガレリアなどの巨大ショッピングモールがあったり、フィリピン人が多く本格的なフィリピン料理が食べられる。また訴訟問題にまでなった「慰安婦像」が設置されたのもここ。でも観光スポットではないかな……。

以上、ロスのエリア情報について気づいたことがあれば加筆していくのでお楽しみに。「このエリアについてもっと知りたい」っていうリクエストも歓迎なので、コメントでお気軽にどうぞ。

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