ラ・ラ・ランド(字幕版)
映画『ラ・ラ・ランド』は映画の都であるハリウッドのあるロスを舞台にしており、世界のエンターテインメントの中心地への素晴らしいオマージュと様々な名作映画の引用に満ちた名作と言われています。LA LA LANDファンはぜひ訪れてみてください!1日どっぷり『ラ・ラ・ランド』DAYにするのもいいし、近くを訪れた際に取り入れるのもおすすめ。また『ラ・ラ・ランド』をテーマにした現地オプションツアーもあるので、自分で調べたり訪れるのが面倒という方はそれを使うのも便利でしょう。
個人で調べて自分なりのロス観光を作り上げたい方に、このページが参考になれば幸いです。
あ、そうそう、ロス観光に来る時にまだ『ラ・ラ・ランド』を見たことがない方は、ぜひ一度観てから訪れてみてください。同じロス滞在でも、『ラ・ラ・ランド』を観てから来るのと、『ラ・ラ・ランド』を知らずに来るのでは、ロスの楽しみ方が違う…かもしれない。ほら、NYCに行くならセックス・アンド・ザ・シティを観てる人の方が楽しめるみたいにね!
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ということで前置きが長くなりましたが、早速GO!
渋滞シーン It’s another day of sun!
ラ・ラ・ランドの印象的なオープニングシーン。ミアとセバスチャンが初めて「出会った」場である渋滞シーンはフリーウェイ105(ワンオーファイブ)と110(ワンテン)の交差するところで、実際に高速道路を通行止にして撮影された。
最高の青空の下で渋滞とクラクション、そして「何だお前」という運転手同士の小競り合い。ロスに来たことがある人なら、全てが笑ってしまうくらい「ロスあるある」。フリーウェイ105はロサンゼルス国際空港からダウンタウンに行く時にも使うフリーウェイなので、LAXからダウンタウンまでUberする時にはぜひ車の外を眺めてみてほしい。もしも渋滞にハマってしまっても、それもロス名物。『ラ・ラ・ランド』の主人公気分に浸れば、きっとご機嫌で過ごせるはずだ。(でも、車から飛び出して歌ったり踊ったりはしないように!)
ミアのピンクのアパート
女優を目指すミアがルームメイトたちと住むピンク色のアパートメントは、ロスの隣町であるロングビーチにある。ロス観光ではじめから行く人は少ないかもしれないが、東京でいう横浜のような、ちょっと味のある港町なので、ロスリピーターの人にはおすすめ。
※ここは、ガチで人が住んでいるアパートなので、もし見に行く場合、絶対住民に迷惑にならないように注意してほしい。
リプトン・レストラン外装(You Are the Star壁画)
セバスチャンがピアノ弾きとしてバイトしており、ミアとセバスチャンが二度目に出会うリプトン・レストランの外装はこちら『You Are the Star』=あなたがスターだ。という有名な壁画だ。You Are the Star壁画は、1983年のロス五輪を前に、アーティストのトーマス・スリヤが友人に頼まれて「ハリウッドの有名なスターたちが自分を見ているのはどんな感じだろう」と思いながらこの壁画を描いたという。
住所:1648 Wilcox Ave.,Los Angeles, CA 90028
リプトン・レストラン(内装)
リプトン・レストランの内部は、映画関係者が多く暮らすバーバンクにあるスモーク・ハウス・レストランで撮影された。1946年から続く由緒あるこのレストランでは『ラ・ラ・ランド』の他にも、デスパレートな妻たち、The Office、アルゴ、など多くのエンタメ作品が撮影された。
住所:4420 W. Lakeside Drive, Burbank, CA 91505
URL:https://www.smokehouse1946.com/
ダンスシーン
『ラ・ラ・ランド』で最も印象的なシーンは、パーティの後、ミアの車まで歩く途中でテーマ曲『A Lovely Night』のリズムに合わせてミアとセバスチャンが踊る場面だろう。
美しい夕焼けをバックに二人が踊るこの場所は、マウント・ハリウッド・ドライブという車道に位置するキャシーズ・コーナーというカーブで撮影された。撮影の小道具としてベンチや街灯が設置されているので公園のように見えるが、実際にはバリバリの車道のど真ん中で、歩道すらない。カーブで見通しも悪いので、車を停めて「『ラ・ラ・ランド』ごっこ」にはあまり適さないかもしれない。
住所:4420 W. Lakeside Drive, Burbank, CA 91505
ライトハウスカフェ
ハモサビーチにあるジャズバー、ライトハウスは『ラ・ラ・ランド』の中でも重要な位置を占めている。単なる「ロケ地」を越えて、物語のなかで名前を呼ばれ、重要な意味を持つ場所なのだ。
まず、出会ったばかりで「ジャズが嫌い」というミアをジャズピアニストのセバスチャンが連れていき、店内でジャズ談義を行い夢を語る。この時に背景にはライトハウスー灯台を描いたステンドグラスが光っている。
ライトハウスカフェは二人が付き合い始めた後のシーンでも登場する。セバスチャンがピアノを弾きながら踊るミアを愛おしそうに眺め、「愛している」と語る背景には、再びライトハウスの照明が映り込んでいる。一部にはこの「暗闇を照らす灯台」が二人の運命を暗示しているという考察もある。暗闇の中「何も見えない」と嘆く男と、「群衆のなかの誰かが自分を見つけてくれるかも」と願う女。その二人を繋いだのがここライトハウスなのだ。
また、ライトハウスは、セバスチャンにとって「理想のジャズ」を体現する場であると同時に、将来の運命を決めることになったキースと再会する場所でもある。キースは「ライトハウスで90歳の観客に向けて弾いてるからジャズが死ぬんだ」と説得し、セバスチャンは自分の夢を諦めてバンドツアーに帯同することを決める。だがそのことこそがミアとセバスチャンの運命を狂わせてしまう。最後の走馬灯のような「もしうまく行っていた世界線での二人のストーリー」でライトハウスは三度目の登場を果たし、はたまた灯台のステンドグラスを背景にミアと語り合うセバスチャンは今度はキースが働きかけても見向きもしない。
と、このように重要なシーンに使われているライトハウスでは現在でもジャズの演奏が頻繁に行われており、店内にはポスターなどの『ラ・ラ・ランド』グッズもある。映画考察するのはもちろん、時間があるなら、ジャズを聴きながらセバスチャンが飲んでいたビール「ステラアルトワ」でも飲んでみてほしい。フードもあるよ。
住所:30 Pier Ave, Hermosa Beach, CA 90254
URL:https://www.thelighthousecafe.net/
ハモサビーチピア
ライトハウスカフェを出た後、セバスチャンが口笛を吹きなが歩き、『City of Stars』を歌うのがここ、夕暮れ時のハモサビーチピア。店も何もなく物悲しいイメージが、City of Starsの旋律とあっている。ライトハウスカフェの直ぐ側なので、歩いてみてほしい。
Jar
ミアが彼氏と、彼氏の弟カップルとWデートでディナーをする高級レストラン。お店が高級そうなのはわかるけど、ミアが退屈そうなのが印象的だった。
- 住所:8225 Beverly Boulevard, Los Angeles, CA 90048
- 公式サイト:https://www.thejar.com/
リアルトシアター
セバスチャンがオーディションに受かったミアを誘って「リサーチ」のために映画『理由なき反抗』を観にいき、手をつなぐ映画館がここリアルトシアター。現在では、映画館は閉鎖されているが、歴史的な建物として史跡指定されている。ただ、雰囲気は残っているので『ラ・ラ・ランド』好きなら立ち寄りたいのコロラド・ストリート・ブリッジまでは車で7分ほどで移動が可能。
住所:1023 Fair Oaks Ave, South Pasadena, CA 91030
グリフィス天文台
映画を観た後、二人が向かうのがここグリフィス天文台。(観てた『理由なき反抗』の中にも出てくるので行きたくなったのかな)踊ってキスして、二人の関係が正式に変わるシーン。グリフィス天文台は行く時期によるけれど、過去の経験からするといつも混んでいて入るのに大行列になったりするので(そもそも夜に開いているのか?とかこんな風に貸し切り状態になることってあるのか?とか思ったりするのだけれども、次の瞬間、ミアとセバスチャンが空を飛び出すので「あ、これって映画だった」と思い出す一シーン。
住所:2800 E Observatory Rd, Los Angeles, CA 90027
グリフィスパーク
グリフィス天文台も重要な場所で、ラ・ラ・ランドに繰り返し出てくる。映画の後半で、ミアとセバスチャンがベンチに座り語り合う場面ではすぐ後ろにグリフィス天文台の丸い屋根が見える。
Where are we?
Griffith Park.
Where are we?
LA LA LAND
このベンチは実際にあるので、グリフィス天文台に行ったら「この景色をご覧よ」と二人が楽しんだ景色を見てみてほしい。
コロラド・ストリート・ブリッジ(Colorado Street Bridge)
ミアとセバスチャンがデートで歩く橋。車で通り過ぎるだけでもいいですが、どうせ行くなら橋を歩いて渡って『ラ・ラ・ランド』ごっこしましょう!
住所:504 W Colorado Blvd, Pasadena, CA 91105
ワッツタワー
ミアとセバスチャンがデートで行っている。
エンジェルス・フライト
ミアとセバスチャンがデートで乗り中でキスしているのがここ。ダウンタウンの中でもバンカー・ヒルと呼ばれるエリアにあるエンジェルズ・フライト。1901年からあるというめちゃくちゃ歴史ある列車で、機械の不具合で一時期運行が止まっていたこともあるが、LALA LANDの撮影日には撮影のために1日だけ運行を再開したとのこと。「世界一短い鉄道」というあだ名の通り、たった1分で終わってしまうが見た目が可愛く、家族連れでも楽しめます。
グランド・セントラル・マーケットのすぐ側なので、合わせて立ち寄るのがよし。ここも、『ラ・ラ・ランド』関係なくおすすめスポット。
住所:351 South Hill Street, Los Angeles 90013
URL:https://www.angelsflight.org/
グランド・セントラル・マーケット
ダウンタウンにあるグランド・セントラル・マーケット(通称グラセン)です。ここにはロスの中の様々なトレンディな食が集まっていながら気取っておらずまるで「屋台村」のような雰囲気ですごく楽しいです!『ラ・ラ・ランド』とは関係なく、食べ歩きやB急グルメが好きな人は特に楽しめる超おすすめスポット!
住所:317 S Broadway, Los Angeles, CA 90013
URL:https://grandcentralmarket.com/
エル・レイ・シアター
ザ・キース(ジョン・レジェンド)とセバスチャンがザ・メッセンジャーズとしてライブを行うシーンはエル・レイ・シアターで撮影された。アール・デコ調のデザインが印象的。ザ・メッセンジャーズの音楽かっこいいのに、セバスチャンのなかでは「セルアウト」として描かれているのが切ない……。
住所:5515 Wilshire Boulevard, Miracle Mile
URL:https://www.theelrey.com/
シャトー・マーモント(外観)
5年後、女優として成功したミアが夫と娘とともに滞在しているホテルがここ、シャトー・マーモント(CHATEAU MARMONT)。実際に今も宿泊することが可能。めちゃくちゃ高価なホテルだが一生に一度は泊まってみたい。
ちなみに、内面
住所:8221 Sunset Blvd, Los Angeles, CA 90046
公式サイト:http://www.chateaumarmont.com
SEB’S(内装)
セバスチャンがオープンしたジャズ・クラブSeb’sの内装はロングビーチのアートディストリクトにあるBlind Donkeyで撮影されている。 ロス観光の中心地からはちょっと離れているのでこれ「だけ」のために行くのは大変かもしれないが、ロングビーチ観光をするなら、コースに入れてもいいかもしれない。
住所:149 Linden Ave., Long Beach, CA 90802
以上『ラ・ラ・ランド』の世界にどっぷり浸ることができると思います。また徐々に情報を追加していくので、お楽しみに!
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