ロサンゼルスから車で4時間ほどで行けるワインの街、パソ・ロブレスに行ってきました。
ロサンゼルス〜パソ・ロブレスの行き方
行き方1:フリーウェイ5経由
ロサンゼルスからパソ・ロブレスはドライブだと約3〜4時間ほどでつきます。フリーウェイ5を通ってベーカーズフィールド経由で行くと少し近いのですが、砂漠地帯で、大した観光名所は通りません。高速道路沿いの農園でフルーツやパイなどを買えるくらいでしょうか?
今回は、パープルバーン(紫の納屋)という店に立ち寄ってみました。
行き方2:101経由
101を伝って海沿いに行くと、若干距離は伸び、時間は30分ほど余分にかかりますが、途中でサンタバーバラ、ソルバング、サン・ルイス・オビスポなどを経由できるので観光したいときはおすすめです。
今回管理人は、行きは5経由で、帰りは101経由でソルバングに寄って帰ってきました。
ロサンゼルス〜パソ・ロブレスの旅程コース
今回のロサンゼルス〜パソ・ロブレスの旅程コースは以下の通りです。
1日目(ロサンゼルス〜5HWYを使って北上)
- ハースト・キャッスル
- パソ・ロブレス・ダウンタウン
- Tin City
2日目
- ワイナリめぐり
- センソリオ
3日目(PCHを使って、海沿いに南下)
- ソルバング(帰路に立ち寄り)
ハースト・キャッスル
パソ・ロブレスのホテルにチェックインにするのが午後だったので、まずロサンゼルスから向かったのがハースト・キャッスル。ハースト・キャッスルは厳密には「お城」ではなく、新聞王として知られた富豪のウィリアム・ランドルフ・ハーストが建てたまるでお城のような豪邸です。
ハースト・キャッスルは現在は州の管轄下でステートパークとして管理されており、事前にチケットを買う必要があります。管理人は、「グランドルームツアー」を選択しました。他にもコテージツアーなど色々あるようですが、初回訪問にはグランドルールームツアーが一番よさそうです。
ギフトショップやカフェのあるビジターセンターからバスに乗ってかなり山の上まで行きます。バスの中では録音でハースト・キャッスルの案内が流れています。バスを降りるとリアルなガイドが待っています。とても充実していて、様々な知識を得ることができて大満足のツアーでした。山の上からの景色も素晴らしい。
ハースト・キャッスルを建設した建築家 ジュリア・モーガンは、女性として初めてパリの建築学校に入学した人だそうです。また、ハーストは、新聞王で現在でもコスモポリタンやエスクワイヤ、セブンティーン、マリ・クレールなどの雑誌や新聞などを所有するメディア・コングロマリットの創業者です。彼はハリウッドとのつながりも強くクラーク・ゲーブルや、チャーリー・チャップリンなどの当時のハリウッド俳優たちもこのハースト・キャッスルを訪れ、プールや食事を楽しんだそうです。
ちなみに、ハーストは『市民ケーン』のモデルにもなっているそうですが、ハースト自身はこの映画の上映妨害運動をしていました。どんな描かれ方をしていたのか気になります。
パソ・ロブレス・ダウンタウン
パソ・ロブレスは昼間はかなり暑く、ロサンゼルスでいうと「内陸部」の暑さを感じます。ただ、夜はぐっと気温が下がります。
パソ・ロブレスのダウンタウンは古き良きアメリカのスモールタウンという感じ。ラーメン屋も二軒あります!ほとんど日本人がいなさそうな白人だらけの街にもしっかりあったので、ラーメンがもうすっかりアメリカの食文化に根付いたのだと思います。ラーメンレポーターとしてはちょっと興味もあったのですが、明らかにロサンゼルスのラーメン屋のほうが美味しいとおもったので、今回は泣く泣くパス。メキシカン、タイ、中華レストランなどがありました。ヴィーガンカフェもありました。
ヒップな雰囲気のティン・シティ
パソ・ロブレス・ダウンタウンもいいのですが、パソ・ロブレスから15分ほど離れたTin Cityの方がオシャレでオススメです。インダストリアルな雰囲気のアウトサイド型モールで、クラフトビールやオリーブオイルのテイスティングなどが集まっており、レストランもあります。
管理人はEttoというイタリアンレストランで食べました。雰囲気もよく結構混んでいるので、予約するのがおすすめです。
頼んだサラダとマッシュルームのパスタも美味しかったです!サラダはグリルした桃かプラムのようなものが乗せてあり、チーズとのハーモニーがめちゃくちゃ美味しかった!こういう使い方ありですね。今度真似しよう。パスタソースはちょっと味が濃いのですがワインが進む味。カウンターで隣に座ったカップルと仲良くなって、おすすめのワイナリを教えてもらいました。このカップルは、ラスベガスに住んでいて毎年パソ・ロブレスに遊びに来ているようです。富裕層っぽい雰囲気出ていてかっこよかった。
デザートはティン・シティのなかを散歩して、アイスクリームを食べました。ストロベリーバジルとブルーベリーラベンダー。ベリーにハーブの風味が入っていて美味しかったです。アメリカのアイスクリーム屋は納得行くまでサンプルを味見させてくれるので素敵。Salt & Strawとか好きな人は好きかと思います。
音楽が流れているステージなどもあって、ティン・シティすごく楽しかったです。
▼パソ・ロブレスのおすすめワイナリ4選
パソ・ロブレスはワインの名所として知られ、無数のワイナリがあります。その中でも評判がよかったところ、訪れたワイナリを4つ紹介します。
Eberle Winery
評判がよかったのがここ。他の3つはすべてパソ・ロブレスのダウンタウンから20分ほど運転する必要がありますが、Eberle Wineryは、比較的街の近くにあってアクセスがよいです。場所は後ほど紹介するアートイベント「センソリオ」のすぐとなりです。Eberleの洞窟ツアーがいいよ!と言われていて行く気満々だったのですが、残念ながら貸切イベントが入っていて入ることができませんでした。
住所:3810 HWY 46 East Paso Robles, CA 93446
Daou
Costcoなどでも取り扱いのあるワインです。山の上にあり絶景が楽しめる眺めの良いワイナリーです。です。今DAOUはリモデルをしているので、ツアーのためには「予約」が必要です。事前に電話をかけて予約しましょう。DAOUに限らず、ワイナリでワインを買うだけでなく、ツアーをしたい場合は予約しておくことがおすすめです。
住所:2777 Hidden Mountain Rd.Paso Robles, CA 93446
https://daouvineyards.com
Tablas Creek Vineyard
Tablas Creekはは地元メディアで褒められていたので、立ち寄ることに。オーガニックで家族経営のワイナリーフレンチスタイルのワイナリーでアルコール度数は低くライトなワインを作っています。小規模ですがのんびりできて好きです。商業的で大規模な運営をしているDAOUやJustinと対象的です。ここでは、シャルドネと赤ワインのブレンドを買いました。ワインテイスティングの値段は、ワインボトルの値段に充当してもらえます。
住所:9339 Adelaida Road, Paso Robles, CA 93446
https://tablascreek.com/
Justin Winery
今回のワイナリめぐりで一番のお目当てだったのが、ここ、ジャスティンワインです。Costcoを始め、様々な店で売っている有名ワイナリ。テイスティングルームはモダンな雰囲気で、周りのワイナリとはまた違った雰囲気です。レストランはミシュランの星認定。管理人はサーモンの料理と、トリュフのポテト、にワインテイスティングをつけました。
量はアメリカのレストランにしては、少し控えめサイズですが、繊細な味付けが美味しいです。ワインも文句なし!ただサーバーの方があんまりワインの説明をしてくれなかったのが物足りなかったです……。赤ワイン買いました。
ジャスティンワイナリーはINNもついていて、宿泊することも可能です。
住所:11680 Chimney Rock Road Paso Robles, CA 93446
おまけ:レイク・ナシミエント
パソ・ロブレスから車で30分ほどのところに、レイク・ナシミエントという湖があるので行ってみました。日本の河口湖みたいなイメージで、湖畔に車を停めてアイスクリーム!とかそんな感じのスポットがあるかと思いきや全然ありませんでした。
レイク・ナシミエントは、モーターボートなどを持ってウォータースポーツを楽しむ人が多いみたいです。それ用に準備をしていたらいいと思うのですが、特に立ち寄らなくてもいいかなって思いました。宿泊先で、パソ・ロブレスと、レイク・ナシミエントで迷ったのですが、レイク・ナシミエントは何もなさそうだったので、パソ・ロブレスに泊まって大正解でした。
光のアートイベント「Sensorio」
Sensorio(センソリオ)は、無数のライトを使ったインスタレーションアートの展示会です。アート、技術、そして自然の融合をテーマとして展示です。日本でも行われているようなイルミネーションというよりは、自然と融合した感じで、まるで光の花が咲いている感じで美しいです。またその時々で特別展示もあります。
スマホのカメラで動画や写真を撮影したのでは、センソリオの真の美しさが伝わりません。パソ・ロブレスに行くなら、一度はライブで見てください。ロマンティックだし、自分のペースで楽しめるので、カップル、家族連れでも向けです。会場は広くて土の上を歩き回るので、歩きやすい靴で行くのがおすすめです。
管理人はまだあたりが明るい8時くらいに行って、2時間たっぷりのんびりとして10時過ぎに出てきました。閉場は10:30なのでちょうどよかったです。
センソリオのチケットは、一部にだけ入れるディメンションパス($30)、オールアクセスパス($65)と、更に近くで見られるテラスチケット(VIP, $110〜)がありましたが、普通のオールアクセスパスでちょうどよかったです。
パソ・ロブレスまとめ
ロサンゼルスからの週末の小旅行にぴったりの街、パソ・ロブレスは大人がロードトリップするのにぴったりの街です。ぜひパソ・ロブレスに遊びに行くのに参考にしてください。